2018.05.27 山梨県馬術競技場にクロスカントリーを見に行くの記 前編
メモをアップすると言って半年経ったけど未だにアップしていない「馬術を語ろうナイト第2部」で紹介された総合馬術。
その総合馬術の中でも花形とされてるのがクロスカントリーで、東京五輪では最優先で観戦したい競技であるのだが、いかんせん競技に関する情報が少なく交通の便が悪いところ(広ーい土地が必要な競技なので必然的にそうなる)で開催されているのでなかなか観戦難度が高い。
一度だけ世田谷の馬事公苑で見たことはあるのだが、そのときは一般開放されていたのがスタート/ゴールのトラック部分のみで、クロスカントリーの見どころである緑の中のコースを走り飛ぶ姿を見ることはできなかった(意匠が入った障害物やバンケットなどは面白かった)。
三木ホースランドパークではコース近くで観戦できそうなのでいつか遠征したいと思っていたが、新幹線とローカル線を乗り継いだ上でタクシーに乗る必要があるためこちらもハードルが高く(三木ホースランドパーク自体は2016年に一度だけ行った)、クロスカントリー観戦は行きたい行きたいと思いつつもズルズルと後回しにされてきていた。
そんな折におがわじゅりさんの↓のツイート。
競馬も熱いが馬術も熱いぜ!ということで
— おがわじゅり (@ogawa_juri) 2018年5月12日
5/25〜27まで山梨県馬術競技場で全日本ヤング総合馬術大会が行われます。特に迫力満点のクロスカントリーはお勧めです!サイトでライブ中継もあるようですので、現地に行けない方はこちらからどうぞ!https://t.co/LfZH7i2qUY pic.twitter.com/UChXt4kxEH
どうやら山梨県馬術競技場で全日本ヤング総合馬術大会というのが行われ、その2日目の土曜日がクロスカントリーのようだ。 会場の山梨県馬術競技場は2017年に八ヶ岳ホースショーで来たことがある。 買えるのかわからない指定席券のために2時間並んだり、スコールを浴びて震えながらながら観覧したり(スペースが狭くて傘がさせなかった)、夜の山道をスマホのライトを頼りに車に怯えながら小淵沢駅まで歩いたり、散々な目にあった。 南アルプスを臨むロケーションと、約40人馬で一斉に演技するホースショーは素晴らしいものだったので、天気が良いときに再訪してみたい(これのエントリーも書きたいと思ってまだ書いてない)。
サイトを見ても一般客が観戦できるのかよくわからなかったが、会場への地図があること、現地に来れない人はネット中継で見てねというメッセージから、門前払いされることはないだろうと行ってみることにした。
馬術大会は主催者や競技場、連盟、団体のサイトやFacebookなどで前日夜もしくは当日朝に出番表やコース表のPDFがアップされることが多いので(タイムテーブルはもう少し早い。アップされないこともある)、これらを事前にプリントアウトしておくと当日の観戦計画が立てやすくなる。また、プリントアウトした出番表の選手名・馬名のところにその人馬が競技を開始した時刻を書き込んでおくと、後から写真を見直したときなどにその写真がどの人馬なのか照合することができる。特に障害馬術では多くの人馬が次々と競技を行う上、棄権する人馬も出てくるためメモを取っておかないとすぐにわからなくなってしまう(毛色・流星・馬具に書かれた所属名などから調べることはできるがめんどくさい)。試合結果は当日か翌日くらいにアップされることが多い。いつ消えるかわからないので保存しておこう。
www.equitation-japan.com とりあえずはここを確認すると良い。
7:00新宿発のあずさ。 発車20分前に到着したけれども登山勢がズラッと並んでいて座れず。 土曜始発のあずさを甘く見ていた(大月らへんから座れた)。 次来るときは指定席取っておこう。
8:54小淵沢着。 駅そばを食べる。 山梨~長野らへんはそこらの駅そばでもなかなかおいしい。
小淵沢駅から山梨県馬術競技場までは徒歩30分くらい。 途中の星野リゾートリゾナーレ八ヶ岳までシャトルバスが出ているようだが発車時間よくわからないし、出来る限りインターネットと自力で何とかしようとするオタクなので歩くことにする。
入り口に到着したが明らかに閉まっている。 大会やっていることを表す看板などもない。 会場周辺を回ってみても他の入り口は見つからない。 できるだけインターネットに載っている情報だけでなんとかしたいところだがもう一度インターネットを一通り見てみてもよくわからないので競技場に電話して聞いてみることにする。
珠「山梨県馬術競技場です」
あ「あのう、AtoZinbaというサイトで、今日こちらで馬術大会があると見たのですが、一般の人も見ることができるのでしょうか?」
珠「ええ。もちろん観戦できますよ。駐車場などはもう決められていますでしょうか」
あ「あ、いえ、もう会場近くを歩いているのですが入り口ちょっと入っちゃいけないように見えるんですけど」
珠「どちらの門ですか?」
あ「東門というところだと思います」
珠「人が立っていると思いますので、その人に入れてもらってください」
あ「」
再度東門に着くも人がいないのでもう一度電話してみる。
珠「はい。山梨県馬術競技場です」
あ「先ほど電話した者で、東門についたのですがやはり人いないみたいなんです」
珠「あー。それでしたら入っちゃって大丈夫ですよ」
あ「競技コースみたいですが大丈夫なんでしょうか」
珠「邪魔にならないように気を付けて入っていただければと思います」
あ「わかりました。中に観覧エリアなどはあるのでしょうか?」
珠「特に観戦エリアなどはありませんので、競技の妨げにならないよう配慮していただいて、馬にはあまり近寄らずに安全に気をつけてお好きなところで観戦していただいて大丈夫です」
あ「わかりました。今入ります」
珠「馬に気を付けてお入りください」
あ「今入りました。ありがとうございました」
珠「それではどうぞお楽しみください」
あ「」
という感じでようやく侵入成功。一般客の来場をほとんど想定していないようで戸惑ってしまったが、電話に出てくれた競技場の方はとても親切丁寧に対応してくださってありがたかった。
改めて場内マップを見てみると正門があるのだがこのときはまったく気づかなかった。 去年ホースショーに訪れたときも道なりに歩いてこの東門から入場したためここ以外の門の存在に思い至らなかったのである。 インターネットの情報でできるだけ済ませたいオタク失格なので、次(10月に来てみようと思っている)はちゃんと正門から入ってみようと思う。
後編に続く